今年の「世界水草レイアウトコンテスト2007」も、社長の尾崎が審査員を勤めさせていただきました。
今年は世界50カ国から1,142名もの応募をいただき、この中からグランプリをはじめ、各賞を選定するのは想像以上の難しい作業だったようです。
その結果選出された作品は、文字通り世界の水草レイアウトの最高峰。
来る16日には、国際フォーラムで「ネイチャーアクアリウム・パーティー」を開催して、「世界水草レイアウトコンテスト」の上位入賞作品の発表と表彰式を行います。
(詳細はADAホームページをご覧下さい)
「アクアジャーナル」誌139号(4月10日発売)の特集「コンテストをもっと楽しむ」において、コンテストに向けて尾崎へのインタビュー記事が掲載されています。
その内容をご紹介させていただきます。
アクアジャーナル:本業の仕事のほか、最近力をいれていることなど、近況を教えてください。
尾崎:何号か前のアクアジャーナルで、好きな言葉の揮毫を依頼された。その時、亡くなった父の愛用の筆や硯を持ち出して、何十年かぶりに毛筆を握ってみた。「水を見る」という自分の仕事のテーマを半紙何十枚も練習して書いたものを提出したが、それ以来、ちょっと毛筆に気を引かれている。
朝の起きぬけの30分くらい、今までだったらボーッとしていた時間を書机に向かっている。これは自分の心に向かうようで、よいアクアリウムに向かうのと同じような質の時間となって、気に入っている。
アクアジャーナル:コンテストには、どんな楽しさがあると思いますか?
尾崎:審査する立場としては、新しい作品に出会い、その感動をどのように読みとり、自分のうちに吸収し、評価の数字や言葉であらわすか、ということは、重圧を感じるけれど楽しい作業だ。
出品する人にとっては、自分の力作が客観的な評価に会う。どんな作品にも必ず見所があるものなので、それを評価され、さらに不十分な点を指摘されるということは、そのまま自分の世界が個人的にも、社会的にも広がることだと思う。個人的な感性が成長する機会であるとともに、社会的に承認されていく充実感がすばらしいことだと思う。
アクアジャーナル:出品作品を審査する時、一番ポイントとなるのはどこですか?
尾崎:第一印象が一番大切だと思う。人は生身の肉体や感情で生きているとともに、何万年もの進化を経て現在に到っている。だから最初に出会ったときの直感は、理屈を超えて、たいてい優れていて、たいてい正しい。したがってこの部分に自分のテーマが表れるように。反対にこの部分に作為して、単に受けをねらったひけらかしとか、その場しのぎの技巧など、なんらか本質的でない意図は見破られるべきだと思う。
アクアジャーナル:これまでのコンテストで最も感動したレイアウトとその理由を教えてください。
尾崎:第1回のグランプリ作品が今でも印象的だ。回を重ねて、技術的に上回る作品は数多くでているが、素朴な上にナイーブな出来栄えは、創作の原点を見せるようで少しも古くなっていないと思う。
アクアジャーナル:2007年のコンテスト出品予定者に期待することは何ですか?
尾崎:世の中が大きく変わっている。世界の激動の中で、レイアウトコンテストも7回目を迎えて、きっと現実の世界と無縁ではないだろう。こうした時期にどんな切り口の作品が出てくるか。できれば混迷する時代を救う一条の光のように、希望のある作品に出会えればと思っている。